「全国 どんぶりを探す旅」とは、全国に各所にある山三三宅のどんぶりを使って頂いているお客様のお店に実際食べに行ってみるという企画です。
第2回は大阪つるとんたん様に行って参りました。
岐阜県土岐市から高速を飛ばせば大阪までは約2時間半程度で行けます。
朝5時に起床。。。。
めちゃくちゃ寒い。
二度寝したい気持ちを抑えていざ出発。
この時間帯の名神はトラック以外ほとんど居ませんね。(お仕事ご苦労様です。)
早い時間帯に出てきたのでほとんど混雑せず吹田市まで到着。ここに車を停めて電車で大阪市内に入ります。(吹田→大阪駅(梅田)まで電車で10分程度)
帰りの事も考えると大阪市内に車で入ると出るのにすごく時間掛かるので。
駐車場から駅に向かう途中に面白い名前のお店があったのでパシャリ。さすが大阪だわ
「あほや」って・・・・すごい店名
大阪では「あほ」という言葉は親近感湧くんでしょうか?
後で調べたら関西圏を中心に何十店舗もあるお店のようですね。
全然知りませんでした。
お恥ずかしい話ですが、タコ焼き屋というとアウトレットにある「築地 銀だこ」くらいしか知りません。
午前中~夕飯までたっぷり大阪を観光。
やっぱり海外の観光客増えましたね。特に中国・韓国・台湾あたりが多い気がしますね。
道頓堀付近などは日本じゃないみたいに多国籍の言語が飛び交っておりました。
夕日の沈む道頓堀でパシャリ
漸く、本来の目的である「つるとんたん 宗右衛門町店」様で夕飯を食べに行くことに。
まだ時間帯が早かったのですんなり入る事ができました。
この店舗は如何にもうどん・そば店といった内装。
此処は各店舗毎に内装のコンセプトが違いますね。
和朗亭店様などはカフェのようなスタイルでした。
また東京の歌舞伎町はBARのようなスタイルだとか。
さて、そろそろお腹も空いてきたのでうどんを食べることに
このピンクのおうどん 何だと思いますか?
これ「ビーツのクリームおうどん」だそうです。
ビーツというとロシア料理の代表ボルシチに使われるお野菜。ビタミンを豊富に含み美容や健康に良いんだとか。
生まれて始めて食べたのですが、噂では土臭いだとか聞いてましたがそんな事はなく普通に美味しかったです。
ズルズル ごっくん(最近はヌーハラとか言ってますけど私は気にしません。日本人らしく食べたいと思います。)
ご馳走様でした。
どんぶり屋のどんぶり評
言わずもがな。
つるとんたんを一躍有名にしたのは何と言ってもこの大きなどんぶりでしょう。
群雄割拠の飲食業界において突き抜けた何かが無いと勝ち残る事は難しいのかもしれません。
つるとんたんの飲食業界に与えた影響は非常に大きく、国内での類似サービスの出現に留まらず、
海外でほぼ同一サービスを蕎麦で行う店が出るほどです。
このどんぶりの製作エピソードは色々あるのですが、一つ言える事は三井総料理長のコダワリが溢れた器だという事です。
もともと日本料理畑の方で和食の美しいバランスをおうどんで実現しようと思うと、どうしてもあの大きさになるという事。
まずは料理のバランス有りきなのです。
どうしても器の大きさに目を奪われがちですが、和食の盛付を含め料理と器のバランスをおうどんで実現しているのが本質的な凄さだと思います。
だから、料理の美しさに敏感な女性にも人気があるのだと解釈しています。(私見ですが)
なんか、どんぶり評とはズレてしまいましたので、ちゃんとどんぶり評を書きましょうかね。
え?もう十分? まあまあそう言わず。
このどんぶり持ったことある方は感じたはず。・・・・・・・重い・・・・・と
それもその筈、これ強化磁器で出来てますから。(強化磁器は密度が高いため重くなります)
でもね、これ焼成前の生地の段階だともっともっと重いんですよね・・・・・・・・
早くパワードスーツが普及しないかなあ・・・
ハマ(器の足の部分)も高く仕上げていますが、ここまで大きいと型に土を入れる際、一度では入りません。ここを上手くやるのは職人芸に頼るしかありません。
大きいので生地の乾燥も慎重にやらないと駄目です。
急速な乾燥は歪みの原因となるためご法度。
仕上げの段階でも職人さんが口元等を一つ一つ丁寧に加工し、チップレスを防ぎ口当たりが良くなるように作り上げられています。
総評
単にデカイだけじゃない。
製造からつるとんたん様まで、関わった人達のコダワリが詰まったどんぶりです。
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